書の世界

白と黒さんの作品

文化祭が10日にズレたせいで、白と黒さんが作品を出展されていた書道の展覧会を見に行くことができなかった。この日一日しかやっていなかったのだ。白と黒さんは全国連盟賞というのを受賞された。写真も送っていただいたのでご本人にお断りしてこちらにアップさせていただいたが、写真が小さくてわかりにくくなっちゃったなこりゃ。
さまざまな芸術の中でも書道は全く造詣に欠ける分野だ。まず自分の字がきたないもんな。字には性格が出る。それくらい書く人を表す。平安貴族は歌のやりとりで、その歌のでき不出来と字のきれい・きたないで人格を判断されたんだからな。あの時代に生まれてたら、字はきちゃない短歌は下手、という僕は絶対モテない。結婚できてない。あ、今と一緒やん(書いといて自分でちょっとヘコむ)。
酒屋の山本さんでも松林の親父っさんでも、さらさらといい字をお書きになる。高杉が達筆だ。実用面では読みやすい・丁寧な字が書ければいいと思うが(できてないが)、この字によって「表現」をする、というのは本当に深遠な世界だなと思う。山本さんのところで、ひたすら「人」の字を書き続けられる書家の話を伺った。作品がズラリ並ぶと壮観だそうで、そこには特殊な空間が生まれるのだろうなと思ったものだ。
しかし返す返すも、この作品直に拝見したかったなあ。