万年筆のインクとメインテナンス

ブルーブラックインクは特に抜けにくい

先日書き込み損じた話です。
友人のchicoさんからメールをいただいた。久しく会っていない。表題の件についてのお尋ねであった。長くなりそうなのでこちらの日記の方に誘導したという訳。のクセに、書き込み失敗・・・・ごめんちゃい。
万年筆のインクというのは確かに劣化します。そこを上手に利用して遊んでおられる方々のサイトを過日(12日か13日あたりでしたか?)貼り付けさせていただいたので、是非そちらも覗いてみて欲しいのですが。それはともかく、一般的には一年くらいで一瓶使った方がいいと言われています。でもよほど日常的に万年筆で作文している人でないと、実はこれは難しい。僕にしたって、採点で使っている赤意外は、まず一年じゃ使いきりません。それで今のところ困ったことも起こってないので、あまり気にすることもないと思います。ただ直射日光はやはり極力避けるべきでしょう。
次にペン自体のメインテナンス。これも、ひと月に一度くらいは洗浄した方がいいと聞きます。先日洗浄中の写真を載せましたね。ただこれも僕自身そんなにマメにやつている訳ではありません。あまり気合を入れた洗浄などしなくても、たまにちょいちょいとコップの水にペン先を浸してやるだけで、驚くほどインクの出は良くなりますね。水道の水をちょろちょろ出したのに晒してもいいです。また、コンバーターや吸入式(chicoさんのは吸入式)のペンなら、ペン先を下にして少し尻軸を回してインクを1、2滴たらし、今度はペン先を上に向けて尻軸を戻してやる、というだけでもインクの出にくさは解消します。しばらくそのペンを使わず保管しておく、とか、全く違うインクを使うことにする、という場合はかなりキチンと洗浄する必要があります。が、あんまりそんな人はいないか。
逆に買ってきたばかりの万年筆は、店頭で試し書きをしていますから(自分だけとは限らない。過去に知らない人が店で試していたかもしれない)、ペン芯には意外とインクが溜まっていますので、いきなりインクを通さないで軽くでも洗浄することをお勧めします。