靴 ミハラ・ヤスヒロ

sa10kazu2004-03-12


珍しくビームスで靴を買った。靴の包み焼き?みたいな。サイドゴアのついたスリップオンなのだけど、ウイングチップの紐靴が中に入っているみたいに見える。トウも内側に「うにっ」と曲がり込んだみたいな妙な形だ。変なもん好きの血に負けて買ってしまった。細身に見えるので履いてみてキツければ止めようと思ったが全然そんなことなかった。またソールが薄いので履き心地は固いのかと思ったがそれも違って、どう仕込んであるのかむしろプカプカと気持ち良いクッション。冗談みたいな、おもろい靴でした。関係ないが、ビームスの兄ちゃんが持ってたラミーのボールペン、カッコよかったなあ…。

もう一発靴ネタ。
先日オネスタに預けて来た靴を引き取りに行った。「頑張ってみましたよ」と仰ってご主人が出してきて下さった靴は、新品のよう、いや新品より美しい靴になっていた! 例の「先端ピカピカ磨き」でより味のある質感になっている。僕も真似してこれから靴磨きに励もう。先日は無色の艶出しクリームだけ買っていたので今日は黒と茶を買おうとしたら、茶の方はあまりいいのが入っていないし、無色のクリームで磨いても充分だから、黒は黒靴用、無色は茶靴用、として使ったらどうですか、とまたまた商売けのないことを言われる。良心的だよなあ。結局黒のクリームと、この黒靴用の「シューキーパー」を買う。まさか自分が靴の保管のためにシューキーパーなど買うとは思ってもいなかった。しかしこれにしたってわざわざご主人が「こっちの方がいいですよ」と安い方を勧めてくださったのだ。靴磨きなど丁寧にしはじめると、カラで放っておいた靴がどんどん型崩れして行くのがよくわかる。全ての靴にいきなりはとても買えないが、「これ」という靴にはとりあえず木型を入れておきたくなった。気取ってるようだが、気に入って買った靴なら長持ちさせたい。一足履き潰しだとまあ2、3年しかもたないが、丁寧にメインテナンスすれば何十年と履けるし新品にない味も出てくるという。身の回りの品って、そういうふうに大事にしたいですよね。