入試二日目

今日は面接と採点の続き。
面接は大変疲れるが面白い。みんな緊張してる!(こっちも緊張してますが!) 中学校の面接指導ももはや完璧にマニュアル化しており、準備してきた子は完璧に(でもないが)原稿を丸暗記して発言する。視線が頭の中の原稿を、きっちり行ごとに追っておる。しかし幸か不幸か、どんな答えをしようと話の中身より喋っている様子ですっかり人物は見えてしまう。これは高校生相手に、いや教員採用試験の受験者にも申し上げることなのだが。実は面接官は、質問しておいて案外答えそのものは聞いてなかったりするんだよな。僕の担当した組ではないが、今年も珍プレーはあったようだ。「友達を励ましました」と言うつもりで「友達、ハゲました」と二回も言った子がいたとか。今はやりの「パティシエになりたい」というつもりで「パトリスになりたい」と言った子がいたとか。パトリス・ルコントは好きな映画監督だが、ウチの高校に入ってもフランス人にはなれんでしょう。
緊張する中学生は微笑ましい。近頃はちいとも緊張感のない子も多い。これは昨日の風景だが、昼休み、「出会い」を求めて女子は男子の、男子は女子の受験教室にナンパに旅立ちおる。ええ根性しとる。廊下で合コンして盛り上がること! やかまし、ちゅうねん・・・・。若いって、いいなあ。