2007-09-04から1日間の記事一覧

桐野夏生『残虐記』

読んでしばらく感想を書くことができなかった。ごく薄い本(本の厚さが、という意味)ながら、その世界は深く重い。 女性作家が手記を残して失踪。それは、自身が幼いときに遭った誘拐監禁事件の詳細だった。そして、服役を終えた犯人から寄せられた手紙と。…