卒業

 3月1日が卒業式でした。
 朝、ふじたさんから頂いた味噌汁であったまるところからスタート。キツキツの礼服に着替えるとさすがに緊張感が高まって来ました。
 意外な落とし穴があちこちにあって、思いもしなかったところで危うく泣きそうになります。答辞で込み上げて来るのは予想通り。
 林さんの答辞は本当に心のこもったもので、多くの人がここで泣き崩れました。ご本人もかなり早い段階で泣き声になっていましたが、見事最後まで詰まることなくやりきりました。ずっと後ろ姿にエール送り続けてました。
 式後の最後のホームルームでいつも結局泣いてしまう。けれど今年は頑張りました。思いが通じあっている気がしていたのは僕だけでしょうか?
 副担任のみずま先生と共に宝物を頂きました。その後は慌ただしく、話せず終いだった子も多いけれど、会えなくなる訳でなし。
 この学年、担任団にも教科にも進路にも、そして勿論生徒にもものすごく恵まれ救われ助けられ、それだからこそここまで来られました。本当にありがとうございました。
 唯一、そして物凄く心残りなのはクラブ。本当に僕の力が足りなくて、軽音の子らには申し訳ないことばっかりでした。集まるタイミングがあれば頭下げたかった。
 嬉しくても悲しくても後悔しても時間は戻らない。恩返しや罪滅ぼしは、また新たな出会いの中でしかなし得ない。気持ち新たにまた進んでいくしかない。