あけましておめでとうございます

 年末年始は例によってパソコンに向かう時間が殆どありませんので皆さんのエントリーに「いいね」をつけるのがせいぜいですが、今まだ家人が寝てるのでちょっと。
 2015年は自分にとっては継続の年でした。家では子守り。できる時間がある限りとにかく子守り。息子と一緒にいる時間は寸暇を惜しんでという感じです。年末になって写真を振り返ってみると、びっくりするくらい面立ちが変わってました。「こんなに顔丸かったんや」という感じ。言葉もだんだん成立しはじめてますし。
 仕事では、担任学年が2年生に。中だるみの学年と言われますが、前後の学年と比しても「ここまで中だるむか」というくらいたるみまくって、一体どう対処すればいいのだろうと途方に暮れることもしばしばでした。本人たちも気づいているのに何ともできないという。
 とにかく最大の責務は卒業後に各人希望する道に旅立って貰うこと。そのために持ってはる能力をどこまで引き出せるか。特にクラスと、言語文化系列の生徒らには責任重大なのですが、日々ますます多忙化していく中で自分が考えているほどもまめに対応できてないのが自分で判るだけ、苦悩は深いです。
 彼女ら彼らもいよいよ三年生になる年が明けました。正念場です。
 クラブ顧問だけは「継続」と言っても自分にとっては大変化で、去年度は去年度でダンス部主顧問という仕事にたくさんとまどいましたが、今年度は少しはペース掴めるかなと思っていたらまさかの軽音楽部主顧問へのスライド。ダンス部は幸い転勤して来られた先生の中で快く引き受けて下さった方がいて助かりましたが、当然寂しくはあります。
 自身に専門性がなく指導的に担当できるクラブがない僕のような教員は、毎年度人事異動の都合に左右されて次々と担当クラブを変えられます。これまでにもいろいろなクラブを担当してきましたが、まあほぼ一貫して、指導者がいなくて困っているクラブへの配属というパターンが多かった。しかし今回の軽音楽部は違います。
 ずっと副顧問ではあったんです。主顧問がカリスマ的な素晴らしい指導者でしたから、ごくごく簡単なサポートに徹し、どちらかと言えば部員たちの応援団的存在だった。ところがそのカリスマ的指導者の跡を継ぐということになったのですから、何もできないでは済まない。でも本当に何もできないので、部員たちには本当に済まないと思います。
 監督やプロデューサーの力量って本当に重要です。選手やタレントが、自分でも気づかないような才能を、また自分だけでは開花させられないような側面を引き出すのが監督でありプロデューサーです。これまでは名プロデューサーがいて存分に能力を引き出されていた部員たちが、いきなりデクノボウ相手に練習不足になっていく。
 唯一プラス面は、「自分たちでしっかりしなきゃ」という自覚がむくむくと育ってきたことです。卒業生も引退した三年生も、必死でサポートしてくれます。今までは部員たちも安心して「お任せ」だった部分も大きかったところが、いっきに自立の精神が芽生えてきた。
 しかしそれは僕の功績でもなんでもないので。活動保証だけでもこれまでの他の部活とだいぶ勝手が違い、正直家庭でも不満を募らせています。事務的作業も膨大で、慣れない身には大変な仕事です。でもせめてそれが出来なければ、本当にデクノボウですから必死です。
 ロクでもない「振り返り」になりました。つまり課題は山積である、という新年です。相変わらず周囲の人には恵まれてますので、プライベートも趣味も充実させつつ(そこがないといい仕事もできないと信じているので)、より一層励んで行きたいと思っております。
 どうぞ変わりなくご指導をよろしくお願いいたします。