ブラックニッカ飲み比べ

 「初号ブラックニッカ復刻」を買ったのをきっかけに思い立ったブラックニッカの飲み比べ。いざやろうと思ったら、現行品だけでブラックニッカは4種類も出ていると知った。そんなにあったのか! と、びっくり。ただ飲んでみると4種類も出しているだけのことはあると納得。それぞれちゃんと違う個性になっている。
 一番よく見かける「クリア」が一番安く、ライトタイプ。家飲みでハイボールにするなら、角瓶の1/2ほどの値段はコストパフォーマンス高いなあ、と改めて認識。
 4種の中では一番最近出た「リッチ・ブレンド」が価格的にはその上。シェリー樽原酒を前面に出しているだけに甘みがある。ちょっと人工的な甘み?
 「8年」は熟成年数を謳っているだけあって熟成感がある。1000円台と考えると十分及第点。
 「スペシャル」が一番強い。シッカリ飲んだ気になれる。個性もあるし、個人的にはこれが一番好き。
 「初号」が、思いのほか穏やか。まだ余市の原酒しかない頃の味の再現だから強い味わいなのかと勝手に思っていた。もちろん「クリア」と比べたら全く別物と思うくらいの強さなのだけれど。無論、本物の初号の味を1700円で完全に再現できるわけがないのでそこを割り引いて批評すべし。そう考えると相当頑張ったのではないかと思える。
 繰り返しになるが結論として、個人的には「スペシャル」が最も気に入ったけれど、何れも1000円前後の値段でよくできてるよなあ、と感嘆。
 バー・メイン・モルトのマスターによると、「12年」というのが以前限定で出ていたことがあって、これが旨かったそう。飲んでみたい!
 復刻シリーズは、今月第二弾「ハイニッカ」、来月銘柄未発表でもう一発あるとのこと。第三弾は「スーパー・ニッカ」かな? だとしたらすごく楽しみ!