映画『複製された男』

 やっとこの映画の感想に辿り着いた。少し前に観た作品です。もう公開終わってるかも。
 大学の歴史講師が同僚に勧められて見た映画に自分と生き写しの人物を発見し、その男との接触を試みると… という話。
 何の予備知識もなく観に行ったのですが、冒頭から思わせぶりな入り方をし、随所にちりばめられた蜘蛛のイメージなどに翻弄されます。そして「え?」で終わってしまう。
 でも、反芻するとだんだん繫がって行きました。即座にもう一度観ればたぶんきれいに繫がったでしょう。種明かしはネット上で様々されていますので、わからなくても謎解きはいろんな人がしてくれますが。
 こういうの好きなんですね。もしかしたら珍しくないパターンなのかもしれませんが。『ファイト・クラブ』やん、と言う人もいて、まだかの作品を観ていない僕はわからんかったのですが、この作品名を出しただけでネタばれなんだそうです。
 原作小説があって、展開はかなり忠実になぞっているけれども主眼が別になっている、とのことなので、珍しくハードカバーの本を買って読み始めたのですが早々にリタイアしました。文章がむちゃくちゃ下手! 原文がそうなのか、翻訳が酷いのか。勝手に後者だと思い込んでいるんですが(違ってたらこんな失礼な発言はないが)、とにかく読む気が失せます。とても続けられません。誰か読んで、内容教えて下さい。