こういうのが観たかった!

 映画「lupin the 3rd 次元大介の墓標」。かなり無理して行きました。
 劇場版というよりは、テレビ2話連続の特別篇という体。ちゃんと途中で一回終わる。それは劇場ではいらんやろ。というところくらいでしょうか、不満といえば。
 「峰不二子という女」の流れを汲む作品ですが、あれより良かった。もうバシバシでテレビ1st前半のテイスト。セリフがカッコ良すぎる。「俺にいわせりゃロマンが足りねぇ」って! そう、本作はロマンで、美学で成り立っている。オールドファン限定かと思わせる随所の目配せ。何よりラストに出てくる「あいつ」! これはもう何回も観ることでしょう。
 もっとちゃんと長尺にして、最初に次元が受けた依頼から描いてくれたらいいのに、とか、後からいろいろ思いますが、良かったからこそです。これが好きになるようなルパンファンと、語らい合いたい。