ベンリアックの日

 ベンリアックの1966年ヴィンテージ。日本には2本しか入ってないとか、もう一本はまだ買い手がついてないとか。そんなボトルがバー・メイン・モルトさんに。物凄いトンデモ価格ゆえ、「飲む」と宣言する人を確保されての購入です。味もわからん癖に、いっちょ前に僕も数のうちに入れて貰っていました。一杯20ミリがなんぼか? 言えますかいな、そんなもん。しかし、このボトルについては原価を人数で割っておられるので後藤さんの利益はゼロ。手数がかかっているだけ。売り手・買い手の心意気のみのボトルです。
 味は。「アンタもえらい丸くなったなあ」という、角の取れきった優しい口当たり。でも当然旨いです! 76のあの感じとはまた別個の、でもフルーツらしさも麦らしさもある滋味でした。ええ体験させて貰ってありがたいです。

 単純に旨いといえば、先に頂いた1994年のん。後藤さん曰く100点。これぞ幸せなベンリアック味でした。更にシリーズ10から1983年も頂いて、大変結構なベンリアックの日となりました。