聴く側

 久しぶりに、今日一日は自分の勉強のことだけを考えて過ごす日になりました。長崎に思いを馳せるのも忘れがちに。
 大学での講義もたまには新鮮で楽しいもんです。最後に試験があるという緊張感も、イヤだけどそれもそれで新鮮。授業を受ける側の気持ち、というのも再確認し、反省材料にもなりました。
 しかし(人のことなんか放っとけばいいんですが、そうもならないのが狭量なところです)、聴く態度の良くない人の多さには驚きました。もちろん喋って聴いてない、なんて人はいないのですが。飲み物飲みながら、うちわで扇ぎながら、という、生徒が自分の授業でやってたら注意するやろ、という聴き方の人も多かったし、机の下でしきりに携帯いじってたり、着メロ鳴り響かせたり。最初に携帯の電源切ってくださいと言われてるんですが。休憩時間まで待てない緊急の仕事関係のメールなのかもしれませんが。
 何より、ずっと文句言ってる人が辛かった。僕だって免許更新講習の制度自体には反対ですが、講義して下さってる先生方の責任じゃありませんし、むしろ先生方だって本来しなくていい仕事が増えてる被害者で、それでも手間も時間も費やして講義して下さってることにむしろ敬意を示すべきだと思うんですが。それに、確かに大学の先生の中には喋り方が不明瞭で不得要領な方もおられますが、事前に配布されてるテキストを予習してきてればどんな話かは判ってるはずですし。僕なんかこれが生徒だったら真っ先にいじめの対象になるのかもしれません。ひとりでクソ真面目な服装と態度。これみよがしにがっつり予習してきたテキストを広げてる。あ。昔から、そんな生徒だったか。人って変わりませんなあ。