映画 バイオハザード・シリーズ

 シリーズ1から4まで通して観ました。このシリーズは前作を見てないとわからないですね。単体で見て理解できる作りは最初から放棄している。
 やはり一作目が面白かったです。恐怖感・不安感・謎 といったものが全編通じて緊張感を持続させていました。そして、いわゆる「ゾンビもの」「ホラー」として成立しているのはこの一作目までですね。
 僕は個人的にホラーに弱いので(だからホラーにはいい作品も多いようなのに観られずにいる作品が多くて残念な思いをしています。『スペル』なども未見。)助かっているのですが。またオリジナルのゲームも一切知らないので、完全にそれとは切り離して楽しむことができていて、ゲームファンが抱くであろうような不満はこれまた一切なく助かっています。
 そういう点では評判の悪い二作目、三作目もそれなりに楽しめました。単純にアクションものとして観ています。3なんて完全にマッドマックス・テイストですね。
 4は、3Dで観られなかったのが残念でしたが(仕事の合間にポッカリできた時間で、観られただけで良しとすべきでしょう)、それでも映像的には凝ってるなあと感心しました。
 しかし冒頭でせっかくアリスの「無敵化」で起こっていたなんでもアリ感を解消させたのに、それを結局あんまり活かせてなかったなあ、と思いました。まだまだダントツで強かった。最後のボスキャラとの対決は、もう少し工夫できたのじゃないか? とも思ったり。でも結構面白く鑑賞しました。最後に●●が出てきたのにはびっくりしましたが、これでまた即次作に繋がりますね。それが楽しみでもあり、「このまんま、いつまでやるつもりやねん」という気もしたり。
 と思っていたら、ある情報によると、シリーズは続くけれどもミラ・ジョボビッチが主演しポール・W・S・アンダーソンが監督や脚本で関わるのはこれで最後であり、世界観をよりゲームに近付けてリセットした上で改めて制作する、とか・・・・。まあ、これ以上引きずられずに済むかなあという気もするのですが、少し寂しい気も。(一方でミラが早々に次回作への意欲を語ったとの報道もあります。要は新作がどれくらい売れるか、なんでしょうなあ。)