「play the lupin」

 ええ歳こいて、いまだにルパンの話してます。
 ルパン三世の楽曲を作曲者大野雄二氏自身がアレンジしなおして、昔取った杵柄でジャズアルバムに仕上げた作品がたくさん出ていますが、そういった演奏に映像作家が新たな映像を合わせた「clips」と、過去のシリーズのオープニング・エンディングを集めた「parts collection」から成ります。なんちゅうマニアックな企画。ただし「parts collection」は期待してたより中途半端でした。これなら遥か昔の企画版「シークレット・ファイル」の方がよほどしっかりしている。TVスペシャルの映像がコンプリートされてるかと期待したのですが。
 「clips」の方はまあまあ面白かったです。「サンバ・テンペラード」が一番好きです。銭形のとっつぁんがやたら強い。そして、テレビ旧シリーズや原作へのオマージュ性が強く、思わずにやりとさせられます。
 後のクリップはやたらCGや実写と合わせているのですが、つくづくルパンの世界は二次元で展開されているから魅力があるのであって、CGや実写にすると色気が出るよりへんに生々しさがマイナス作用して、ダメですね。アニメオリジナル演出家であるおおすみ正秋氏が「ルパン暗殺指令」以来の登板で「ラヴ・スコール」を演出してますが、演出はいいのだけれど、これ全編CGで、すごく僕には馴染めない画面でした。もったいなかった・・・・。
 やっぱりものすごいマニアックな話してますね。

こちらが原作の、記念すべき第一話ですよ。

続きをうまくアップできませんが、you tubeにアクセスしていただければすぐにヒットすると思います。是非アニメとは違う原作の雰囲気を見て欲しいです。