長い学校祭始まる

 今年度は文化祭と体育祭を連続開催。この学校の生徒には決して良い実施方法でないのは承知の上で、やむない選択だったのです。合併して、新年度すぐ授業もできるのかという余裕のなさを強いられた春先に、前例も何もない状態で4校一緒に行事など不可能です。普通なら体育祭を一学期にするのですが。担当部署もこつちの方がしんどいのです。でも、これしか選択肢がなかった。
 という訳で、ひーひー言いながら当日を迎えました。3年生は飲食模擬店です。前日にする仕込が全然間に合わず、当日朝、早くに出て来て支度したいと生徒。なんと五時半に出て来ると。さすがにそれは非現実的。僕は始発で来てもせいぜい六時半到着がやっと。そこで生徒は六時に集合し、いろいろやることやつといて、僕が到着すると同時に調理の準備を始めてくれ、と頼みました。
 一方で、いつでもそうなんですが、こんなこと言っておいていざ当日担任が来てみると当の生徒たちは起きられずに集まってなくて・・・・というのが関の山。という話を担任同士でしていたのですが。
 実際に行ってみると、既に調理実習室に生徒が勢ぞろいしており、文字通り僕が部屋に一歩入ると同時にコンロに点火しました。感動的でした。
 コンビニで買った朝食を食べながら、ひたすら作業する生徒らを見ていると、なんだか胸が熱くなってくるというのはこれはもう病気ですね。職業病。本番は千客万来の賑わい、息つく暇もない大車輪の営業で、どうやらトップの売り上げを上げることができたようです。ウチの生徒、すごい。