カップ酒

ずらりカップ酒(あほ)

少し前まで典型的「おっさんの安酒」だった焼酎がすっかりイメージチェンジに成功し、押されっぱなしの日本酒ですが、これがまた典型的なる「おっさんの安酒」であるカップ酒で逆襲を計ろうとしてますなあ。従来のカップ酒ではなく、蔵の売りのような「いい酒」をカップにして出そう、という動きです。そんな全国の美味しいカップ酒を集めた飲み屋の話がテレビで紹介されてました。
いま丁度東急ハンズで全国のカップ酒を特集してまして、ふらふらと見て参りました。ああやってかわいいのがいろいろと並んでいると、つい数を集めたくなっちゃいますねえ。って、これむっちゃ男心理くすぐってません? 若い女性を惹き付けなくちゃ焼酎みたいにはなれないよ。そのへん、どうなんだろう?
調子に乗っていろいろ買っちゃいましたよ(隠しててもすぐ嫁には見つかってしまいましたが)。奈良の「梅の宿」や和歌山の「黒牛」など松林で馴染んだ酒の純米がありました。他に石川の「手取川」「加賀鳶」、山口の「錦の誉」秋田の「秋田誉」、山形の「鯉川」、と買ってきました。「菊姫」と「司牡丹」もあったけど、これはどうも従来の安酒ラインのカップのようだったのでやめときました。我が兵庫西郷(にしのごう)の「ひとはなぐらす」というのが「日本酒チャンピオンズ・カップ2005」のグランプリ受賞、ということでした。http://www.excite.co.jp/News/bit/00091133398722.htmlこれはハッキリ女性を意識したカップデザインでしたね。逆にあっしはこういうのにはあんまり興味がない。でも頑張れ、日本酒復権のためだ!
カップはどれも大体180ミリ=一合サイズ。比較的安価で、一口サイズはあまり飲めない人にも機会を作るしカップもかわいい。ここから「案外日本酒いいやん」てなことになって、4合瓶、1升・・・・と需要が伸びないかなあ、という算段だと思います。しかしこの試みはかなりコスト高なようです。薄利多売だからこそ成り立ってる形態だ。さて、これが全国的なブームとなって、みんながもっと日本酒の良さに気づいてくれるかなあ。
ちなみにこちらには「カップ酒川柳大賞」なるものが。http://www.sakebunka.co.jp/event/orgEvent/chmpSenryu.htm