映画 「宇宙戦争」

トム様はやっぱりヒーロー

 なんか映画でも観に行く? と訊いてみたところ嫁ちゃんが選んだのがこの映画でした(たぶん僕の好みを推量して気を遣ってもくれたのだと思う。マダガスカルロボッツだと思ってたもの)。
 ウェルズの原作も、50年代に製作された初版の映画も未見です。でも最初と最後のナレーションや宇宙人の操るマシンのデザインなんかはオリジナルの映画をわざと意識してるんだろうなあ、と勝手に解釈。
 しがない港湾労働者の似合わないトム様ですが、彼のスター性を大いに評価している僕としては別にそこをつついて批判しようという気にはなりませんでした。いいじゃない、華があって。
(以下若干ネタバレの気配アリ)
で、嫁ちゃんはラストがあっけなかったと言ってましたが、あそこで人類の勝利、みたいな大クライマックスを展開したらただの「インディペンデンス・デイ」ですやん。あれでいいんじゃないでしょうか。全体に、十分リアルで迫力ありましたよ。あの「ぶぉ〜ん」って音が妙に耳に残ります。そして大阪で2体倒した、というのは、絶対に大阪のおばちゃんがやっつけたのに違いありません。