突然に

ばか二人

風呂に入って頭をシャワーで流していて、突然に園部先生のことを思い出した。懐かしいコメントが続いたからかなあ。
どちらかというと自分で喋るより人が話すのを聞く方のタイプの僕であるが、そんな奴が「この人には何もかも話したい!」「いま思ってることを聞いて欲しい!」そう思わずにいられなくなった数少ない人だった。今でも時々、特に何か行き詰った時に、ああ、これ園部先生だったらなんて言いはるかなあ、聞いてみよか、と、無意識に思ってしまっていることがある。ほんの少し間をおいて、あ。もういないんだ。と気付く。何よりもやりきれなくなる瞬間だ。
あまりに広く、あまりに深い人物。文化祭に生徒に「すけべ」と書かれたTシャツ着てうろうろしてたような人。しょうもないボケに突っ込みを入れる係だった僕は、いま身近に突っ込み入れさせてくれる人がいなくて寂しいんですけど。